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教科書の1章を丸ごとスタディセットに変える方法

教科書の章をPDFで保存してノートブックに追加するだけ。ポッドキャスト・フラッシュカード・クイズが自動生成され、章ごとに繰り返せる勉強ループが完成する。

6 分で読めるby Kyonote

教科書の1章をスタディセットに変えるには、章をテキストベースのPDFで保存し、ノートブックに追加して、Kyonoteにポッドキャスト・フラッシュカード・クイズを生成させるだけです。それだけで完結します。この記事のポイントは、そのループを毎章繰り返せるようにすること。読んだ章が「金曜には忘れていたメモ」ではなく、試験で問われても答えられる記憶になるようにするためです。

正直に言うと、章を読む行為は勉強している「気分」になりやすい。でも実際には親しみが生まれているだけで、記憶が定着しているわけではありません。ページを読み終えて言葉は目に馴染んでいるのに、いざ試験で白紙から答えを書こうとすると手が止まる。そういう経験、ありませんか。

だから、能動的な部分から始めましょう。

なぜ章をスタディセットにする必要があるのか

教科書の章は「一度読む」ために設計されています。長く、均一で、どの段落も同じくらい重要そうに見える。そこが問題です。

  • 何が大事なのかを教えてくれない。例え話も核心的な概念も、同じ視覚的な重みで並んでいます。
  • 読み返すと生産的な気がするけれど、実際は受け身。テキストを「認識」しているだけで「思い出している」わけではありません。
  • 読み終わった頃には疲れていて、その章が何について書いていたか、声に出して説明できなかったりします。

解決策は、章を「思い出すことと説明すること」を求める形式に変換することです。自分の頭の中から答えを引き出す行為こそが記憶を作ります。これは「テスト効果」と呼ばれ、学習科学で最も信頼性の高い知見のひとつです (Roediger and Karpicke, 2006)。詳しくはテスト効果: 自己クイズが効く理由で解説しています。

読むだけでは不十分な理由をさらに深掘りしたい場合は、ノートの読み返しが効果的でない理由も参考にしてください。

図解: 章のPDFがノートブックに入り、ポッドキャスト・フラッシュカード・クイズが生成され、次の章へと続くループ
1章ずつ: PDFを入れればスタディセットが出てくる

ステップ1: 章をきれいなPDFにする

ここだけが少し手間のかかる作業です。一度丁寧にやっておきましょう。

KyonoteはファイルのテキストをAIが読み取る仕組みなので、ページの写真ではなくテキストベースのPDFが必要です。

  • 電子テキストブックをお使いの場合は、その章をPDFとしてエクスポートまたは保存してください。
  • 紙の教科書の場合は、文字が選択できる状態でスキャンすれば使えます。スマホで光沢ページを撮った画像はたいていうまくいきません。
  • 簡単な確認方法: カーソルで文章をハイライトしてみてください。単語が選択できれば問題ありません。

本全体を入れる必要はありません。1章ずつスタディセットを作ることで、今復習している内容にしっかり絞り込めます。

ステップ2: ノートブックを作って章を追加する

Kyonoteのノートブックは、1科目または1試験のためのフォルダです。「生物基礎」「民法」のように科目ごとに作り、章のPDFを追加していきます。

同じトピックの講義ノートやスライドがあれば、それも一緒に貼り付けてOKです。ノートブックに追加されたものがすべてソース素材になり、Kyonoteはネット上の情報ではなくあなたのファイルだけをもとにスタディセットを作成します。つまり、実際に試験で問われる内容だけをベースにした学習ができます。

章が増えてきたときの整理術については、ノートブック別に勉強ノートを整理する方法がシンプルなシステムを紹介しています。

ステップ3: 教科書の章をスタディセットに変換する

ここからは速いです。1章分から約1分でスタディセットが出来上がります。各コンテンツの使い方はこちら。

ポッドキャスト: 最初の一巡に。 Kyonoteが章の内容を2人のホストが語り合う形式の会話として生成します。まるで2人が章を話しながら整理しているような音声です。無料プランは最大10分、Proは最大30分。散歩中や皿洗いをしながら再生して、細部に入る前に章の全体像をつかみましょう。通常の音楽プレイヤーと同じ操作感で、再生速度の変更や途中スキップもできます。文字起こしの同期表示機能で読みながら聴くことも可能です。詳しくはPDFをポッドキャストに変換するをどうぞ。

フラッシュカード: 知識の定着に。 章の内容から短い問いのカードデッキを自動生成します。カードをめくって「わかった」か「もう一度」を選ぶだけ。ここで「思い出す」という行為が起きます。デッキの生成の仕組みについては自動生成されるフラッシュカードで詳しく解説しています。

クイズ: 定着度の確認に。 「やさしい」「混合」「難しい」の3段階で練習クイズに取り組めます。読んだ直後はやさしいレベルから始め、1~2日後に難しいレベルに挑んで何が本当に身についたか確かめましょう。なぜ読み返しよりクイズが有効なのかは試験の前に自分でクイズを解こうにまとめてあります。

テキストのハイライト表示付きで章をそのまま聴けるオーディオブックや、大学入学共通テストや各種試験の対策に使える模擬試験も利用できます。

ステップ4: 章ごとに同じループを繰り返す

本当の強みは1つのスタディセットではなく、章を読むたびに同じ小さなループを回すことにあります。そうすることで、勉強が積み残しにならなくなります。

1章読み終えたら、これをやってください:

  1. 章をきれいなPDFで保存する。
  2. 科目のノートブックに追加する。
  3. ポッドキャスト・フラッシュカード・クイズを生成する。
  4. 一度聴いて、カードを回して、やさしいクイズを解く。
  5. 1~2日後に難しいクイズに挑む。

最後のステップが重要です。復習を分散させることは、詰め込みより効果的です。ちょうど忘れかけたタイミングで軽く思い出すことで、記憶のリセットがかかるからです。これは「間隔反復効果」と呼ばれています。タイミングの取り方についてはスペーシング学習: 勉強したことを忘れないためにを参考にしてください。

これを章ごとに続ければ、試験前に「読んでいない章の山」が待ち構えているという状況はなくなります。代わりに、すでにスタディセットに変換済みの章がぎっしり詰まったノートブックが手元にあります。

1章ごとのループ: 一覧表

タイミングやること使うツール
章を読んだ直後全体像をつかむ・内容を耳で聞くポッドキャスト
同日重要事項を反復練習するフラッシュカード
同日何が定着したか確認するクイズ (やさしい)
1~2日後プレッシャーをかけてテストするクイズ (難しい)
試験前全章を通した総仕上げ模擬試験

以上です。章を読んでセットを作ってループを回す。次の章も同じように繰り返す。

どうせ読む作業は必要でした。あとはその読みが、後から思い出せる記憶になるか、試験当日に白紙と向き合うことになるかの違いだけです。

Frequently asked questions

教科書の1章をスタディセットに変えるにはどうすればいいですか?
章をテキストベースのPDFとして保存し、科目ごとのノートブックを作ってそのPDFを追加するだけです。Kyonoteはその1ファイルからポッドキャスト・フラッシュカード・練習クイズを自動で作成します。ファイルを1回追加すれば、3通りの学習方法がすぐに使えます。
1章からスタディセットを作るのにどれくらい時間がかかりますか?
PDFをノートブックに追加してから約1分でスタディセットが完成します。時間がかかるのはきれいなPDFを用意する作業だけで、生成自体は速いです。追加した当日のうちに、聴く・フラッシュカードを回す・クイズを解く、の3つが全部できます。
章ごとに別々のノートブックを作る必要はありますか?
必要ありません。科目ごとに1つのノートブックを作り、章のPDFを追加していくだけで大丈夫です。試験前にはノートブック全体からポッドキャスト・フラッシュカード・クイズをまとめて引き出せます。
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