講義スライドを丸ごと学習セットに変える方法
内容が薄いスライドでも大丈夫。ノートを補足して Kyonote に入れるだけで、ポッドキャスト・フラッシュカード・クイズの3つに変わります。
講義スライドを学習セットに変えるには、まずスライドをPDFでエクスポートして Kyonote のノートに追加します。内容が薄い場合は、自分のメモや文字起こしも一緒に入れましょう。そのノート1つから、ポッドキャスト・フラッシュカード・クイズの3つが作れます。全部あなたのスライドをもとにした内容です。
スライドが学習に使いにくい理由は、そもそもの設計にあります。スライドは意図的にシンプルに作られています。発表者が話すための手がかりであって、後から勉強する人向けの説明書ではありません。だから試験1週間前にスライドを開いてみると、大事な意味の半分がどこかに消えている。
それでも、ちゃんと使える学習セットを作る方法があります。
なぜスライドだけでは勉強しにくいのか
よくできた講義スライドには、箇条書きが3つと図が1つ。それが全てです。残りは先生が口頭で補います。「クレブス回路:8ステップ、正味ATP」とスライドに書いてあっても、実際の説明は教室の中だけで起きていた。
その空白があるから、スライドを読み返しても頭に入りにくいのです。見出しばかりで、その下にストーリーがない。なぜ受動的な復習が定着しないかについては、ノートの読み返しが効かない理由も参考にしてください。
だから最初のステップはツールを使うことではありません。スライドに「よりどころ」を与えることです。
まず空白を埋める
一番効果的なのは、スライドに言葉を添えることです。スライド単体より、スライドとノートの組み合わせのほうがずっとリッチな学習素材になります。
いくつかの方法を紹介します。
- 講義ノートを貼り付ける。 授業中に書いたメモを、同じノートにそのまま入れてください。走り書きでも、スライドが省いたつなぎの情報が詰まっています。
- 文字起こしを追加する。 講義が録画されていてキャプションや文字起こしがあるなら、それも追加しましょう。スライドに欠けていた「話された言葉」の部分です。
- 教科書の該当箇所を入れる。 スライドが教科書のある章に対応しているなら、その章も一緒に追加してみてください。薄いスライドの後ろに、しっかりしたソースが付きます。
スライドだけしかない場合でも問題ありません。Kyonote はある素材で動きます。ただ、素材が多いほど精度が上がります。手書きのノートから始める場合も同じ考え方です。そのトピックに関連する他の素材と組み合わせましょう。
スライドをPDFでエクスポートする
Kyonote はPDFを読み込むので、スライドをPDFに変換するのが一番スムーズです。Keynote・PowerPoint・Google スライドのいずれでも、「ファイル」からPDFとしてエクスポートまたはダウンロードを選べば、各スライドが1ページになります。
テキストが入ったスライドは、画像だけのスライドよりずっと読み取りやすいです。スクリーンショットやスキャン画像ばかりで選択できるテキストがない場合、アプリが読み取れる情報が少なくなります。そのときはノートや文字起こしをしっかり補足しましょう。
この流れはスライド以外のドキュメントでも同じです。教科書の章やノートのまとめを入れる場合も、以下の手順が同じように使えます。
スライドから学習セットを作る3つの方法
ノートにスライドとメモが揃ったら、3つの形式を全部作れます。それぞれ役割が違います。
| 形式 | 向いている使い方 | 使うタイミング |
|---|---|---|
| ポッドキャスト | スライドの内容を会話形式で聞く | 初回の通し確認、移動中の復習 |
| フラッシュカード | 用語や定義を繰り返しドリルする | 数日かけて少しずつ |
| クイズ | 本番同様の緊張感で理解を確かめる | 試験前日に弱点を洗い出す |
ポッドキャスト
2人のホストが掛け合い形式で話すエピソードは、スライドとの相性が特にいいです。スライドが省いた説明を、音声で再現してくれます。先生が授業で話したように、スライドの内容を順番に解説してくれるイメージです。無料プランは最大10分、プロプランは30分まで対応しているので、長めの講義もカバーできます。通学中や移動のついでにハンズフリーで聴けます。詳しくはPDFをポッドキャストに変える方法をどうぞ。
フラッシュカード
スライドには、試験でよく問われる用語や定義がぎゅっと詰まっています。そのままフラッシュカードの素材として使えます。Kyonote が短い問いのカードを自動生成してくれるので、1枚ずつめくって「わかった」か「もう一度」を選ぶだけです。これは能動的想起というアプローチで、スライドを見て「あ、知ってる」と感じるのとは違い、答えを自分の頭から引き出す練習です。記憶の定着に最も信頼性の高い方法のひとつです。カードがどう作られるかは自動生成されるフラッシュカードを見てください。
クイズ
短いクイズは、「見覚えがある」ではなく「実際に思い出せる」かどうかを教えてくれます。最初はやさしいレベルで慣らして、試験前には難易度を上げていきましょう。「このスライドを見たことがある」と「この問いに答えられる」の間にある差こそが本番の勝負どころで、クイズはその差を素早く見つけてくれます。詳細はテスト効果についてで。
シンプルな手順まとめ
全部合わせると、やることはこれだけです。
- 講義ノートか文字起こしをノートに追加する。
- スライドをPDFでエクスポートして同じノートに入れる。
- ポッドキャストを作って最初の通し確認をする。
- フラッシュカードを作って数日かけてドリルする。
- 試験の1〜2日前にクイズで弱点を確認する。
最後のステップを数日に分けることが大事です。直前の詰め込みより、数日に分けて少しずつ復習するほうがずっと定着します。これが間隔反復の考え方です。
スライドはもともと薄くできています。それが正しい使い方だから。でも少しメモを加えて、1つのノートにまとめれば、薄いスライドが聴いて、繰り返して、テストできる素材に変わります。次のスライドをエクスポートして、試してみてください。
Frequently asked questions
- 内容が薄いスライドでも学習セットは作れますか?
- 作れます。スライドをPDFでエクスポートしてKyonoteのノートに追加するだけです。文字のないスライドだけだと精度が落ちるので、自分のメモや講義の文字起こしも一緒に入れると仕上がりがぐっとよくなります。
- スライドに講義ノートを追加したほうがいいですか?
- できるなら、ぜひ追加してください。スライドはあくまで話すための補助なので、肝心な説明は先生の言葉の中にあります。メモや文字起こしを同じノートに入れると、学習セットの精度と網羅性が上がります。
- スライドから何が作れますか?
- 1つのノートから3種類のアウトプットが作れます。2人のホストがスライドを解説するオーディオエピソード、自動生成されるフラッシュカード、そして難易度を選べる短いクイズです。同じソースから3通りの復習ができます。