Cinema

PERFECT DAYS 日常を大切にしたいと思いました

昨年日本で公開された映画「PERFECT DAYS」が近くの映画館で上映されていることを知り、観に行ってきました!
平日の16時半の回に行きましたが、会場はほぼ満席でした。
英語のリスニングに自信がないため、吹き替えだったらどうしようと心配しましたが、日本語音声・英語字幕で安心して観ることができました。
以下、映画を観た感想、気付きです。
(あらすじは省略します。)
映画の中では私たち日本人とっては当たり前の景色である日本文化(銭湯の休憩所でテレビ中継されている相撲 や 街を走る人力車、居酒屋の風景 など)が描かれていて、外国の人にとってはそれらが興味深いのではないかと思いました。
私がこの映画の中で特に印象的だったのは、平山が毎日写真を撮影し、定期的にフィルムを現像し、現像した写真を仕分け保管していることです。
私はカメラを持っておらず写真を取るのは基本スマホのみです。スマホで撮影した山のようにある写真は後から見返すことはほとんどありません。スマホ内の容量を圧迫しているという通知が来ると、その容量を増やし、写真を取り続けても問題ない環境を作ります。しかし、それらの山のようにある写真は10年後、20年後に見返すことがあるのか?と不安になることがしばしばあります。私がスマホで撮影した写真の多くに意味があるのか?と疑問にも思います。
それを思うと、平山がカメラで撮影して現像し、いるものいらないものを仕分けて保管する作業は、自分にも必要なことではないのかと思いました。
最後に「木漏れ日」についての英語解説がありました。木漏れ日って日本ならではの感性なのかもしれないです。自分が当たり前のように感じていることは他の人にとっては当たり前ではないと言われたような気がしました。また、そういった感性(晴れた日に大きな木の下から空を見上げ、そこから見える木漏れ日がきれいだと感じること、など)を大切にしたいと思いました。
同じことを繰り返すだけの毎日に見えますが、それはかけがえのない日常なのだと思いました。また、過去や未来をみるのではなく、「今を生きること」が大事なのだと平山から教えられたような気がします。
改めて日常を大切にしたいです。

 

写真は劇中に出てくる公衆トイレです。過去に観に行ったことがあります。素晴らしいデザインです