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夜中に鳴り響く火災警報器

夜中の2時50分頃、部屋の火災警報器の音で目が覚めました。
はじめの数分はきっと何かの間違いだろうと思い、寝過ごそうと思いましたが、火災を知らせる音があまりに大きくてうるさく、とても寝続けることができなくなりました。念の為、家の中を見回ってみましたが、特に煙など出ておらず異常はありませんでした。
3時頃アパート内の共有通路や階段で物音がしたため、部屋を出て一度外に出てみることにしました。
外に出ると、同じアパートの住人が数人出ていました。この様子から、アパートの各部屋で火災警報器は鳴っているけど、本当の火事は起きていないようでした。実際にどの部屋でも火災は起きていませんでした。
しばらくして、警報器経由かアパートに住む誰かが連絡したのか、消防車が到着しました。消防士は異常が無いか各部屋を見回り、部屋での異常は特になかったようです。消防士の方々は警報器の止め方が分からないらしく、まだアパートでは警報器が鳴り響いていますが、車に乗り、そして戻っていってしまいました。私を含めアパートの住人は警報器の止める方法が分からず、消防士が帰ってしまったためどうしたものかとしばし立ち尽くしていました。警報器は鳴り続けているものの、火災が起きていないということでそれぞれ部屋に戻りました。
警報器が鳴り始めてから1時間後、急に警報器は止まり、他の部屋も警報器の音が止まりました。
火災警報器は毎週金曜に訓練の音が5分ほど鳴ります。今回の出来事で、訓練以外でもきちんと作動することが分かりましたが、今回のように誤作動で動くのは非常に困ります。なぜなら本当に火事になったとき、きちんと作動してくれたらいいのですが、もし今後も誤作動が起こるようであれば本当に火事のときに逃げ遅れないかが怖いからです。
また、今回は夫と一緒に家にいたため、様々な判断を夫と一緒にできたため落ち着いていることができました。しかし、夫が不在時に一人で家にいてもし今回のようなことが起きたら本当に怖いと思いました。もしもの時のために備えておくことは地震の備えと同様に、いざ起きたときに冷静に判断し、対応できるようにするため重要だと改めて認識した出来事でした。
イギリスに来てから7ヶ月経過し、初めての出来事でした。7ヶ月経っても初めて経験することはまだまだ多そうです・・・